WHAT IS AINOCO?
南カリフォルニア生まれの
あいのこ撥とあいのこ職人
CONNECT JAPANESE TRADITION
TO THE WORLD
FROM BEAUTIFUL SOUTHERN CALIFORNIA
AINOCO is
日本語を話す皆さんは、あいのこって、、、アイノコ??
と、ネーミングに首を傾げるか、クスッと笑われるかもしれませんね。
ご存知の通りいわゆる「混血児・ハーフ」の意味で
時代によっては差別用語とされていた事も承知しています。
カリフォルニアで生まれ育った、日本文化が大好きな日系人のグレッグが
「アメリカと日本の架け橋となって
日本文化をもっと世界に広めたい
日本の伝統芸能をもっとたくさんの人に楽しんでもらいたい」
との想いで作る あいのこ撥は
異なった文化が融合し、調和して生まれた
「合いの子」「間の子」であり「愛の子」なんです。
HOW AINOCO BACHI WAS BORN?
あいのこ撥の誕生秘話
第二次世界大戦中の1942年、ルーズベルト大統領が署名した大統領令9066号により、日系アメリカ人と日本人移民に強制立退き命令が出ました。これにより、アメリカ西海岸沿岸州とハワイ州に住む約120,000人が、強制収容所での生活を余儀なくされました。
あいのこ撥の創始者であるグレッグの両親は、どちらも日系人収容所の経験者です。最低限の私有物のみで移動した不便な生活の中で、皆それぞれが自分が出来ることを考え、生活をより良くしていく工夫をし、助け合い協力し合っていたそうです。
そんな両親の元で育ったグレッグは「手に入らなければ、今在るものを工夫する」「必要なら自分で作る」といった発想を自然に学びました。彼は常に「これを作るには何が必要か?」「今手に入るもので、代用出来るものはあるか?」「もっと便利にできないだろうか?」を考えて実践しています。
グレッグのユニークな創造性が広がったのは、1980年代に和太鼓のグループを率いていた頃。太鼓が手に入らないので、電話帳を太鼓代わりに叩いていたグループのために、ワインの樽を使ってカリフォルニア仕様の和太鼓を作りました。
2014年に津軽三味線に出会い、師匠の佐々木先生からの「子供でも握れる小さな撥を」との依頼で最初の撥を作りました。三味線を始めたばかりの時に「滑る 痛い」と、撥がうまく握れずに苦労したグレッグは、これをきっかけに色々な人の手にしっくりと合う撥を作りたいと思い始めました。
試行錯誤の間に、ほんの少しの加工で演奏する時の手の感覚が違い、素材や削り方を少し変えるだけで音が変わる事を学びました。山のような失敗を重ねて、たくさんの方からいただいたアドバイスを元に改良に改良を重ねた あいのこ撥は、これからもずっと進化し続けます。
2021年5月現在で既に100本以上のアクリル撥を作り、全て自分で弾いて仕上がりを試している あいのこ職人グレッグ。
誰よりも多くのアクリル撥を手作りし、弾いた事があると自負しています。(^ ^)
WHO CREATES AINOCO?
あいのこ職人 グレッグ
Greg Matsuura
あいのこ撥を作るのは、南カリフォルニアのアナハイム生まれの日系三世、グレッグ松浦。あいのこの創始者であり、唯一の職人です。
グレッグが最初に出会った日本の伝統文化は和太鼓。次いで尺八と篠笛でした。1980年にはカリフォルニア州オレンジカウンティで最初の太鼓グループ「Daion Taiko」の立ち上げに協力し、その後17年の間グループリーダー兼インストラクターとして、沢山の若い和太鼓奏者の育成をしながら、ディズニーランド、ナッツベリーファーム、オレンジカウンティパフォーミングアートセンター、アクエリアムオブパシフィックなど、色々な場所での日系イベントの舞台で日本文化を紹介し、ディズニーのリトルマーメイドシリーズの映画 “The Thirteenth Year” のサウンドトラックにも尺八で参加しました。
津軽三味線との出会いは2014年。ガーデナにある佐々木光露三絃会の師匠の元で、切磋琢磨しています。
MESSAGE FROM CREATOR
あいのこ職人 グレッグからのメッセージ
あいのこウェブサイトへ来てくださったご縁に感謝します。
アメリカに生まれ育った私ですが、若い頃から日本の伝統文化に興味がありました。自分の身体に流れる日本人の血が、日本をもっと知りたいと感じさせていたのかもしれません。
和太鼓、尺八、篠笛の演奏から始まった邦楽ジャーニーは、ワイン樽での和太鼓作りから加速し、津軽三味線との出会いでさらに大きく広がりました。今は、この素晴らしい日本文化をもっと世界中の人に知ってもらいたい、そのための架け橋になりたいとの想いでいっぱいです。
あいのこ撥と出会った皆様が、さらに楽しくハッピーに三味線を演奏していただける事を願っています。
ひとつひとつのオーダーごとに、皆様の笑顔を思い浮かべながら、感謝と共に制作しています。ありがとうございます。
あいのこ撥職人 グレッグ松浦
MEDIA ARTICLE
ロサンゼルス日系メディア SWEET ORANGE インタビュー記事
© 2021 Greg Matsuura - Ainoco Inc.